一号線に沿って

ラトローブ Latrobe

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2008年2月27日(水)
ラトローブ Latrobe
バスハイウェイ Bass Highway
タスマニア Tasmania
この場所の地図 Google Map

今日のメルボルンは、多少の群雲はありましたが、総じていい天気でした。気温は、やはり22度ほどです。夕方からは空一面に雲が出てきましたが、とても雨は降りそうにもありません。

昨年の今日2007年2月27日(セントキルダローンボーリングクラブ

朝6時半ですが、一面に霧が立ち込めています。空は快晴です。

  ラトローブは、デボンポートからタスマニア1号線バスハイウェイ(Bass Highway)を南東に8kmほど下った場所にあります。
デボンポートと同じくマージー川(Mersey River)沿いにあります。この地区は、1826年にB.B.Thomasによって開発されています。この居住地は、1861年にラトローブと名付けられました。ラトローブは、ビクトリア州の初代総督でもあった、タスマニア(当時は、ヴァンディーメンズランド)の総督Charles La Trobeに由来しています。1846年から1847年にかけて4か月だけヴァンディーメンズランド総督を兼任しています。
現在の人口は、3000名弱です。

ラトローブ市公式Web

 広大な牧草地が広がっています。霧の海の中です。

ラトローブなどタスマニアの北部地域は、材木(Timber)で有名です。
ラトローブには、材木切り倒し競技(Woodchoppin)の世界チャンピオンMr David Fosterも住んでいます。Woodchoppingは、1800年代より開始されたスポーツです。

Axeman公式Web

 牧草地の中に点在する民家。
豪州本土と違ってタスマニアにはいまのところ旱魃の危機はあまりありません。メルボルンから南のバス海峡に位置しているため雨も豊富に降ります。
ラトローブの森の中をめぐる小川には、多くの動物生物が住んでいますが、中でもカモノハシ(Platypus)が有名です。カモノハシは、オーストラリアだけに棲息する哺乳類の動物です。タスマニア州、NSW州にも棲息しますが、主にはビクトリア州とタスマニア州です。タスマニアのようなきれいな森や川などの生態系の中でしか生息することができない貴重な動物です。哺乳類ですが、卵を産みます。
日本の動物園で飼育されたことはありません。オーストラリア以外では、ほとんど見ることができない動物です。
自然のカモノハシの見学は、Warrawee Forest Reserveで可能です。
ツアー$10

 少しずつ明るくなってくると共に、霧も消えてきました。
1号線は、首都ホバートー第二の都市ロンセストンー主要港デボンポートを結ぶタスマニアの大動脈です。しかし都市周辺を除くと片側1車線の部分が多く、それゆえ自然もまた守られています。

ラトローブには、有名なAnvers チョコレートファクトリーがあります。
公式Web

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