２００８年５月２２日（木）
クラウォン　Currawong
クレードルマウンテン　Cradle Mountain
(世界遺産 World Heritage）
タスマニア Tasmania
この場所の地図　Google Map

クレードルマウンテンの早朝は、鳥たちの鳴き声で始まります。
主役は、クラウォンです。
マグパイと同じ種類の鳥類で、オーストラリアでは有名な種類の鳥です。

昨年の今日２００７年５月２２日（晩秋のメルボルン天文台）

　クラウォン
中型のすずめ目のArtamidae科の鳥です。
オーストラリアに広く分布するマグパイ（Australian Magpie)と同じArtamidae科に属しており、マグパイもクラウォンの一種であるか極めて近い関係にあります。
クラウォンは、マグパイよりも若干、大きく、カラスより少し小さい体形ですが、一般にはこの３種類の概観は、同程度に見えます。
クラウォンの目は、黄色、マグパイは、赤、カラスは白であり、簡単に見分けがつきます。クラウォンは、カラスと同様に雑食性であり、木の芽、葉、フルーツ、虫、他の鳥のひな鳥などを食べます。

　アーモンドの種を食べようとするクラウォン。
クラウォンは、Cractinenaeの一族に所属します。Cractinaeは、オーストラリアンマグパイ、もず（butcherbird）、Woodswallowsなど２０種の鳥の仲間の総称です。
カラス(Raven, Crow)、カケス(Jay)、孔雀鳩（Fantail）、オウチュウ(Drongo)なども同じ仲間です。
クラウォンは、自然公園と野生動物法（１９７４年）で保護されています。

Grey Currawong

Pied Currawong

Pied Currawong の行動

　マグパイ（Australian Magpie)は、オーストラリアで最も良く見かける鳥のひとつです。
運動神経が他の鳥に比べて劣っていて、よたよたと歩く愛嬌ある姿がオージーに愛されています。
オーストラリアンフットボールの強豪チームコリンウッドの愛称とニックネームして親しまれています。
オーストラリアとニューギニアに原生する鳥です。ニュージーランドには、１８６０年代にヨーロッパ人によって持ち込まれましたが、原生の鳥類に有害であり、害鳥として扱われています。オーストラリアンマグパイには９種類があります。ビクトリア州に住むのは背中が白いWhite-backed Magpieという種類です。

　８月から１０月は、クラウォンやマグパイが卵をかえして子鳥を育てます。この頃は、攻撃的になりますので、要注意です。

会員専用追加画像（枚）
７５０サイズの大画像です。

入会案内（無料）

このページのトップへ